2013年10月26日

ツヅラフジ

11月4日『ツルで編む花カゴづくり』講習会のための準備会を、長野市緑と花いっぱいの会企画委員と市役所職員さん、講師の秦さんご夫妻の総勢9名の有志で行いました。
場所は、長野市松代町の皆神山。事前に長野市役所を通じて、地元の区長さん、山林所有者の方の了解を得て進めました。大勢の皆さんに協力してもらっています。

台風が迫る中開催が心配されましたが、午後一番の集合前から雨も上がり、無事に作業ができました。

このあたりは、養蚕の盛んだった頃は桑畑だったようです。養蚕の衰退とともに山林化し、また手がなかなか入らないことからツルが繁茂していました。私たちのめざすのはツヅラフジ、アオツヅラフジです。




樹木に絡みついたさまざまなツルから、編むのに最適なツヅラフジを選びだします。ツヅラフジは、節や枝がほとんどなく、柔軟性があります。
その他にはアケビ、クズ、ノイバラなどが樹木に絡みついていましたが、これらは籠編みにはあまり適しません。ツヅラフジを採集する際に、その他のツルも樹木によくないので除去しました。

光を求めて樹冠にツルが伸びていきますので、まっすぐ長いツルができます。
引っ張ってもなかなか落とせませんので、ぎりぎりのところを高枝切りで切断し、できるだけ長いツヅラフジを採ります。


2時間ほどがんばって、たくさんの材料が集まりました!


大きさ別などに仕分けして車に積み込み。当日まで乾燥に注意しながら保管します。


ちなみに、作業前と作業後の森のようすをごらんください。






なお、11月4日のイベントは、おかげさまで定員30名をオーバーし37名で受け付けを締め切りました。


  


Posted by CO2バンク みけん at 19:29Comments(0)